動物から教わる実感できる潜在意識活用術
「動物から教わる実感できる潜在意識活用術」・・・このタイトルを読まれた方は、「は!?」と思われたかもしれません。
そもそも、今この記事を見ているあなたは、潜在意識というのもをこれから学ぼうと思っている方かもしれません。そして、なんとなく潜在意識について調べていたら、この記事にたどり着いてしまった。そんなとこかもしれません。
でしたら、動物に学んだ方が話が早いんです。なぜなら、人間よりも動物の方が断然潜在意識というものを使いこなしてるからなんです。
それをちょっと実感してみましょう!
シマウマになって下さい
突然ですが、一度シマウマになって頂いてもよろしいでしょうか?どうやってなるんだ?もちろんイメージでいいんです。目をつぶって、広大なサバンナをゆうゆうと走っているシマウマ、それがあなたです。
もしもあなたが今まで会社員だとしたら、スーツの代わりにあのシマ模様を身にまとい、車に乗らなくても四本足で車くらいのスピードで走れる、そう、あなたはシマウマです。
人間だった記憶はだんだんと薄れてきました、すでに完全なる野生です。シマウマであるあなたは、数十頭の仲間と、大好物の雑草をむしゃむしゃと食べてます。
天気は晴れ、見渡す限りの青空です。あなたは仲間とこんな雑談をしてるかも知れません。
「いや~実はさ~、俺って元人間だったんだよね」
「え!?人間ってあの人間?あの地球支配をたくらんでる危険な奴らだろ?」
「そうなんだよ、でもほとんどの人間はそんなこと考えてる余裕なんてないんだよ」
「そうなの?」
「そうだよ、毎日毎日人間がぎゅうぎゅうにつまった電車ってやつに乗ってさー会社ってとこに行って、やりたくもない仕事ってやつをこなして、帰りはほぼ午前様だぜ?」
「へ~人間の世界は未知だからさ~詳しく聞かせてくれよ?」
・・・とそこで、殺気に気付きます、
「何かがおかしいぞ?」
「まさか・・・そんな・・・」
「ライオンだ!、ライオンがいつの間にか俺達を狙ってたんだ!!」
「まずい、にげろ!!」
と、あなたは鉄砲玉の様に一目散に逃げだしました・・・
人間に戻って下さい
じゃあ、ここで人間に戻って下さい。ライオンを見かけたあなたは一目散に逃げました。あなたはなんで一目散に逃げたんですか?
じつは、ここに潜在意識の何たるかのヒントが、かなりの割合で隠れてるんです。なぜ、ライオンを見かけたシマウマのあなたは一目散に逃げたか?
もしかしたらですが、ライオンはすでにお腹いっぱいであなたを襲うつもりはなかったかもしれません。かなり友好的なライオンで、シマウマと友情を築きたかっただけかもしれません。
もしかしたら、道を尋ねたかったのかもしれません。寂しくて話し相手になってほしかっただけかもしれません。でも、問答無用で逃げますよね?
なぜなら、「このライオンは俺達をどうしたいんだろう?」とか、「いくらライオンとはいえ、急に走って逃げるのは失礼にあたるかな?」とか、「俺の代わりに大好物の雑草1キロあげたら見逃してくれるかな?」とかそんなことを考えてたら、その間にもうジエンドですよね?
当たり前ですけど、だからシマウマはライオンを見かけたらとにかく逃げるんです。
潜在意識と顕在意識
実は、ここまでの話しの中に、潜在意識の働きと顕在意識の働きの2つが登場しているんです。分かりますか?「潜在意識」「顕在意識」ってよく言いますよね?
潜在意識と顕在意識の違いって何ですか?って質問を見かけるんですが、それが出てきてます。わかりますか?ライオンを見かけたら問答無用で0.01秒で逃げ出すのが、潜在意識の働きです。
逆に、「いくらライオンとは言え逃げたら失礼かな~」とか、「あのライオンは何考えてるんだろ~」とか、「ここでライオンとバトルして勝ったら俺シマウマ界のヒーローになれるかも」とか、そういう思考が顕在意識なんです。
人間は普段顕在意識で生きてます。正確には、生きてると思ってます。ですが、実は潜在意識の働きのが遥かに大きいんです。それをちょっと実感してみましょう。
人間に働く潜在意識
先程のシマウマに似たシチュエーションです。ですが、今度はシマウマになる必要はありません。人間のままで結構です。そうですね、高校生だったころを思い出してみて下さい。
いいえ、高校生に戻っちゃいましょう。男子高生です。女性の方は男になりきって下さい!今日は日曜日。あなたは家で漫画を読んでます。
「今日はオトンもオカンもいないから気楽だな~」
「こうして永遠に漫画を読んでいたいな~」
「ドラえもんいないかな~」
とか、そんなことを考えてます。
「オトンもオカンもいないからメシ買ってこなくちゃ・・・」
と、あなたはコンビニに行きました。そこで、もしもそのコンビニに、同じ高校生くらいのとびっきりのヤンキーが20人くらいたむろしてたらどうでしょう?
あなただったらどんな行動をとりますか?さすがに、シマウマの様に一目散に逃げだすことはしないと思います。そこが動物と人間の違いです。
ですけど、多分ですが、「ウッ」と一瞬止まりますよね?その「ウッ」が、実は潜在意識の働きなんです。分かりますか?何とも言えないあの感じです(笑)
じゃあ、コンビニにいたのがヤンキーじゃなく、クラスのあなたの大好きなマドンナだったとします。あなただったらどうなるでしょう?「おっラッキー」もしくは「ドキッ」どっちかでしょうか?
この、「ラッキー」「ドキッ」が、実は潜在意識の働きなんです。で、多分その後あなたの頭脳は高速回転を始めてせわしなくいろんなことを考えると思うんです。
「声かけようかな~やっぱやめよ~かな~」
「ここでうまくいけば電話番号ゲットできるかも」
「恥ずかしいなー別のコンビニにしようかなー」
「気付かないふりして声かけられるのを待とうかな~」
はい、そうです、もうお分かりかと思いますが、この思考が顕在意識の働きです。
潜在意識ってなに?
もうお分かりだと思いますが、潜在意識ってなに?って、この言葉では言い表せない、押えることの出来ない反応なんです。その反応をつかさどってるのが、潜在意識なんです。
「なんで潜在意識なんてものがあるんですか?」こんな質問をよく見かけます。それは、シマウマが教えてくれました。命を守るためです。
そうです、潜在意識とは、あなた自身を守るための自動作用なんです。熱いヤカンを触ったら、反射的に手を引っ込めますよね?それにかなり近い反応なんです。
すでに書いた通り、動物は潜在意識の天才です。この能力がすぐれて無いと自然界では生きていけないんです。だけど人間は?人間には潜在意識なんて必要ないんじゃないの?
動物と人間は違うでしょ?本当にそうでしょうか?「人間は神と動物の中間的存在である」誰の言葉か忘れましたが、そう言った方がいました。
これ以上人間の本質を突いた言葉があるでしょうか?そうです。今回は詳しく書けませんが、ここに潜在意識発見から潜在意識をめぐる人々の長い長い旅路があるんです。
はっきり言うと、人間の苦悩の99%は、潜在意識と顕在意識の衝突から来てるんです。逆に言うと、この壁さえ超えることが出来れば、99パーセントの苦悩から解放されるんです。
潜在意識にはそれだけのポテンシャルがあるんです。長くなりましたが、今日のところはこれで終わろうと思います。
まとめ
今回は、「動物から教わる潜在意識入門!?」(なぜ潜在意識なんてものがあるのか)という事で、シマウマになって頂いたり高校生になって頂いたり、いろいろしました。
次回からは、蝶々になってもらったり、ミドリムシになってもらったり、もっといろいろしようと思います。はい、冗談です。潜在意識についてなんとなくのイメージがついて頂けたら嬉しいです。
ではこの辺で。